2010年 11月 29日
生花展へのお誘い |
誰かが言っていた事だけど、人が自然の中で暮らしている時代は花や植物が身近ですから、手を伸ばせば花は直そこにある。
しかし、人の暮らしが自然から遠くなればなる程、人は自然を身近に置こうとした。ーーそして、自然を人の生活に取り入れるため庭とか生け花が盛んになり、自然を模倣しはじめたって事。
江戸時代迄には、「いけばな」は茶道と同じく結構男性の嗜みとして、文人や武士にも愛されてきたものですが、明治以後、すっかり女性の稽古事の様に扱われ、男性が興味を持つものではない風潮になってしまって、私は本当に残念です。
そのせいかも知れない、って思うのは「いけばな」自体がすっかり女好みの飾り物として定着してしまい、本来の精神性が、何処かへ忘れ去られてしまった事です。
江戸時代の「生花」スタイルが今風の部屋の設えに合わない、等と評されるは残念です。
私は拝見する度に心を洗われる思いです。
古流の生花には、雨の風景や風になびく木々を枝で表現する技術もあり、
それを脈々と伝えて来た努力ってのも凄い事だと思うのです。
大郷さんが収集された器も大変貴重な物が揃っています。
この器も活ける人があってこその物なんだろうね。
もし、このブログにお出での東京の皆様、お時間があればお出かけください。
古流生花 大郷理明作品展 「花降る日」
11月25日から12月 2、3、4、5日(日)迄
紀尾井町アートギャラリー;千代田区紀尾井町3ー32
http://www.kioi.jp/
地下鉄:「麹町」1出口より3分/永田町駅9b出口より3分/赤坂見付け駅より10分
電話;03(3265)4001
入館料:1、000円 11:00〜17:00
特別講演: 「雪中花の事」12月3日(金)13:00〜14:30
晩ご飯;鰺の開き、茸の白和え、青菜のお浸し、鳥肝の生姜煮、浅蜊の味噌汁
しかし、人の暮らしが自然から遠くなればなる程、人は自然を身近に置こうとした。ーーそして、自然を人の生活に取り入れるため庭とか生け花が盛んになり、自然を模倣しはじめたって事。
江戸時代迄には、「いけばな」は茶道と同じく結構男性の嗜みとして、文人や武士にも愛されてきたものですが、明治以後、すっかり女性の稽古事の様に扱われ、男性が興味を持つものではない風潮になってしまって、私は本当に残念です。
そのせいかも知れない、って思うのは「いけばな」自体がすっかり女好みの飾り物として定着してしまい、本来の精神性が、何処かへ忘れ去られてしまった事です。
江戸時代の「生花」スタイルが今風の部屋の設えに合わない、等と評されるは残念です。
私は拝見する度に心を洗われる思いです。
古流の生花には、雨の風景や風になびく木々を枝で表現する技術もあり、
それを脈々と伝えて来た努力ってのも凄い事だと思うのです。
大郷さんが収集された器も大変貴重な物が揃っています。
この器も活ける人があってこその物なんだろうね。
もし、このブログにお出での東京の皆様、お時間があればお出かけください。
11月25日から12月 2、3、4、5日(日)迄
紀尾井町アートギャラリー;千代田区紀尾井町3ー32
http://www.kioi.jp/
地下鉄:「麹町」1出口より3分/永田町駅9b出口より3分/赤坂見付け駅より10分
電話;03(3265)4001
入館料:1、000円 11:00〜17:00
特別講演: 「雪中花の事」12月3日(金)13:00〜14:30
晩ご飯;鰺の開き、茸の白和え、青菜のお浸し、鳥肝の生姜煮、浅蜊の味噌汁
by ppjunction
| 2010-11-29 00:19
| 今日はいかが?
|
Comments(0)