2017年 06月 08日
街はどうなるんだろう |
新しくふわふわポーチに中間入り。
秋に咲く「ふじばかま」に肖りました。
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仙台市は東京に比べ、このコンパクトさが有難い街だとつくづく思いました。
デパートからデパート間の距離とか、商店街の小売店の多さとか、大荷物に疲れタクシーを使って帰宅したとしても1000円程で済む経済性とかー。
転勤族の父の最終は東京だったのに、定年後は仙台で暮らす決心をしたのもこの暮し易さだったのですがーーその当時のは私には理解できず「何で?」とふくれっ面をした覚えがあります。今になると成る程なあ〜、住むのにはちょうど良いサイズなのかも知れない。
東京のようにバカでかくもなく、人口密度からしてもそこそこだし、それとやっぱり街がきれえ!なんですよ。
今回の上京で、東京の麻布十番へ行って街を一回りしました、ショックでした。
何であんなに汚くなったんだろう。
馴染みだった小売店ーー生地屋、小間物屋、衣料品店、お茶屋、ブティック等はほぼ飲食店に取って代わり、その新しい筈の店の外観はお世辞にも素敵とか綺麗とかはないーー正直言って汚い!。
歩いているカップルもただブラ歩きで買い物をする気配も無いから、近所の住人を相手にしている小売店は夕方早々とシャッターを下ろしてしまう。
そして夕方になるとカップル夫々が居酒屋風な店へと消えてゆく。
大江戸線が開通する数十年前にも地下鉄を十番に通す話があり、その時は町内会が俄然反対運動をしたのよね。理由は地下鉄が通ると住民と関係ない人が来るようになり「街が荒れる」からだったと聞いています。それは正しい判断だったと思う。
まあー、時勢には勝てず、町内の後ろにあの森ビルができ、地下鉄の駅ができて、地上げが始まり、ご近所住民相手に細々とやっていた昔ながらの古い小売店は店終いになっちゃった。
私、なんとなくニューヨークのハーレムの歴史を思い出すしますね〜。
あの街はその昔は結構高級な住宅街だったそうだけど、いつの間にか住人がアフリカ系や移民の住人に取って変わり、結果荒れてスラム街になってしまったそうですけどーー。
随分と前の事ですが、好奇心でハーレムと呼ばれる街が見たくて車で通ってもらいました。車窓から夜の街並を見ただけですが、荒んで何の潤いもない古いビル街と、ただじっと通りに座ってこちらを見つめる住民の群れってーー不気味で怖かった。
神楽坂で貸しビル業を営んでいる不動産屋さんの話だけどーー三階迄埋まっている5−6件の店舗で毎月ちゃんと家賃を払える店は、古くからの店子1件だけだそうです。
ほとんどの店が赤字で2−3年で店終いをしてしまう。それでも神楽坂で店を持ちたいって人は後を絶たないそうです。
私の住まいのご近所は高層ビルのラッシュ。
良いんだか、悪いんだか、オリンピック迄はきっと凄まじく変わるだろうな〜。
その後が怖い、んだけどー。
晩御飯;鮭(母)鯖(私)の塩焼き、若布と胡瓜の酢の物、新玉ねぎと牛肉のオイスターソース炒め、根曲り竹の味噌汁
by ppjunction
| 2017-06-08 00:12
| 昔むかし;思い出
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