2017年 08月 21日
桑の実色 |
雨模様で採光が悪くて、色がなかなか上手出てくれなくて四苦八苦ですワ。
ふと、画像の紫のがま口をあれこれ見つめていたら「あれ?これってーーこの地色って桑の実色?じゃない?」って撮影を脱線してしまったのですがー。
ご存知の方も多いと思いますが 髙田郁「あきない世傳・金と銀」の4巻に出てくる着物の色目「桑の実色」ですが、読みながらも何か腑に落ちなくて、ちょっと気になる色なんですよね。
本の表紙に描かれた主人公の着物は、私の印象では暗い青紫に見えます。
何だかこの色ではちょっと違う、特に珍しい呉服の色目ではないよね〜って感じたんですがー。私だけ?
桑の実色=赤紫に墨を薄く刷いた色とあります。
正にこのがま口がその色なんですよね。
紙の平面で色を見るのとは違って、このがま口を立体で見ると、繻子の艶が加わり本当に「こおと」な色合いだと思います。物語の着物も縮緬ですから、絹のシボが艶やかで地味の中にも上品な色合いだったろうと想像できます。年齢も男女も問わない色目。
ーー大阪では地味だけど品がある、って意味で「こおと」って使うそうですが、私の祖母は生粋の新潟人ですが、やはりそう使ってましたね。
物を通して色々と発見があるのは楽しい事です。
お暇がある方、何か読書したいけど、と思ってる方、髙田郁さんの本はズンズンと先に事が進むので退屈しません。楽しいです。
晩御飯;麻婆豆腐、ナスと油揚げの煮浸し、大根汁
by ppjunction
| 2017-08-21 23:23
| バッグ&ポーチ
|
Comments(6)
Commented
by
ekosblog at 2017-08-22 20:30
ポッチさんお久しぶりです。
桑の実色とあり、あら!と。
私はお着物には詳しく無いですが、想像ではまさにこの色でした。
高田さん、すっかりハマり、全ての小説を読みました。
大阪人の私には、言葉も土地名もズンズン響く面白さです。
関東の方にはどうなのかしらと思っていましたが、なんだか嬉しくて思わずコメントしました👍👍
桑の実色とあり、あら!と。
私はお着物には詳しく無いですが、想像ではまさにこの色でした。
高田さん、すっかりハマり、全ての小説を読みました。
大阪人の私には、言葉も土地名もズンズン響く面白さです。
関東の方にはどうなのかしらと思っていましたが、なんだか嬉しくて思わずコメントしました👍👍
0
Commented
by
ppjunction at 2017-08-22 22:43
あら〜!! うふふ・・ですね〜。
私もすっかり高田ワールドにハマってます、です。
面白いですよね、商の工夫って!
そーか〜、関西の人には土地名とか距離とかスーと入るんですよね。
私には土地がちょっと??のところがあって、天満とか高麗橋とか、ちょっとピンと来なくて残念ですが、大いに楽しんでます(^O^☆♪。
5巻は暮れあたりでしょうかね?
私もすっかり高田ワールドにハマってます、です。
面白いですよね、商の工夫って!
そーか〜、関西の人には土地名とか距離とかスーと入るんですよね。
私には土地がちょっと??のところがあって、天満とか高麗橋とか、ちょっとピンと来なくて残念ですが、大いに楽しんでます(^O^☆♪。
5巻は暮れあたりでしょうかね?
Commented
by
ekosblog at 2017-08-22 23:20
澪つくし料理帳は読まれましたか?
ドラマもシリーズ化しそうですね。
私が今住んでる堀江、花街だった新町、最近毎日のように夫について車で通る北浜、高麗橋、天満、天神橋、みーんな慣れ親しんだ所です。
母は東京から大阪に嫁に来たので、東京と大阪の食文化の違いなど、そうだったのか!と思い当たる事も沢山あってとても興味深く読みました。
商い世伝は、だいたい2月と8月に出てるみたいてすよ。待ち遠しいです!
ドラマもシリーズ化しそうですね。
私が今住んでる堀江、花街だった新町、最近毎日のように夫について車で通る北浜、高麗橋、天満、天神橋、みーんな慣れ親しんだ所です。
母は東京から大阪に嫁に来たので、東京と大阪の食文化の違いなど、そうだったのか!と思い当たる事も沢山あってとても興味深く読みました。
商い世伝は、だいたい2月と8月に出てるみたいてすよ。待ち遠しいです!
Commented
by
ppjunction at 2017-08-23 12:20
> ekosblogさん
「澪つくし」エコさん、もちろんで〜〜す!!
高田郁さんを初めて読んだのがこれでした。
1巻目を読んだ時は「何とまあ〜劇画調!に話しが進むんだろう・・」と思ったのですが、コミック本の原作を書いていた方なんですってね。納得しました。関西と東北ならもっと違うよ!
「昆布」を使う料理は全く皆無に近いと思うし、醤油味の薄いのは受けないかもね。当初は母の味噌汁が辛くてショックでした。
2月ですか〜、遠いなあ〜。
「澪つくし」エコさん、もちろんで〜〜す!!
高田郁さんを初めて読んだのがこれでした。
1巻目を読んだ時は「何とまあ〜劇画調!に話しが進むんだろう・・」と思ったのですが、コミック本の原作を書いていた方なんですってね。納得しました。関西と東北ならもっと違うよ!
「昆布」を使う料理は全く皆無に近いと思うし、醤油味の薄いのは受けないかもね。当初は母の味噌汁が辛くてショックでした。
2月ですか〜、遠いなあ〜。
Commented
by
timeturner at 2017-08-24 20:36
わあ、もう四を読まれたのですね! 626円をケチって図書館にリクエストした私はまだありつけていません(涙)。
桑の実で画像検索すると赤いのと黒いのが出てきますが、桑の実色で検索すると赤っぽい紫が出てきますね。本の実物を見ていないのでなんとも言えませんが、原画では正しい色だったのが印刷で青っぽくなっちゃったという可能性もあるかも?
いずれにしても待ち遠しいです~。
桑の実で画像検索すると赤いのと黒いのが出てきますが、桑の実色で検索すると赤っぽい紫が出てきますね。本の実物を見ていないのでなんとも言えませんが、原画では正しい色だったのが印刷で青っぽくなっちゃったという可能性もあるかも?
いずれにしても待ち遠しいです~。
Commented
by
ppjunction at 2017-08-25 12:14
> timeturnerさん
あら~、そうなんです! 本屋の平台にうず高く積んでありまして、早速に迷うことなく購入。 検索のPC画像で見るとなんとなくパッとしない色目なんですが、多分絹縮緬で生まれる色は艶や陰影も含めて「なるほどな~」の世界かも。 印刷指定が上手くいかなかった?とも考えられますけど、 timeturnerさんが以前おしゃっていた通り、このシリーズの表紙はちょっとザンネンですよね。 どこで「桑の実」色が登場するのか?書けませんけど、お楽しみに! しかし幸さん、図太くならはりましたで~。
あら~、そうなんです! 本屋の平台にうず高く積んでありまして、早速に迷うことなく購入。 検索のPC画像で見るとなんとなくパッとしない色目なんですが、多分絹縮緬で生まれる色は艶や陰影も含めて「なるほどな~」の世界かも。 印刷指定が上手くいかなかった?とも考えられますけど、 timeturnerさんが以前おしゃっていた通り、このシリーズの表紙はちょっとザンネンですよね。 どこで「桑の実」色が登場するのか?書けませんけど、お楽しみに! しかし幸さん、図太くならはりましたで~。