2008年 08月 12日
三太郎の日記 |
よくぞまあー残してあるなあー子供の頃の家って、どの家も結構こじんまりとしていたなあーと通る度に懐かしく思っていたのですが、今年とうとう更地になってこんな碑が建っていてーー驚きでした。あの小さな家で、あの本は生まれたの?
阿部次郎と聞いても、もうピンと来る人は少ないでしょうね。
昭和の特に戦後、希望を無くした青年達にとってバイブル書「三太郎の日記」を書いた哲学者、美学者です。東北大で哲学の教授をされていました。
私がまだ十代の頃、知り合ったお兄さん風大学生にくっ付いておっかなびっくりで入った喫茶店で、そのお兄さんが仲間と「三太郎の日記」の話しで盛り上がっていたのに、
私が「三太郎って誰?」とノーテンキに聞いて、その場を白けさせてしまった赤面の思い出があります。後日その厚い本を買い読もうとしたのですがーー難しくてねー、飛びとびに読んだかなー。
先日新聞に「三太郎の日記」から引用された文章に
「生活をする為の職業を選ぶなら、自分の魂とかけ離れない職を選べ。」とあり、
あの頃の学者さんて常に若者に希望と高い理想を与えていたんだなあーと、もう一度東京の押し入れに突っ込んである本を読んでみなくちゃ、と思っています。
話しは変りますけどね、仙台に「三太郎」という天婦羅屋さんがあるそうで、
タクシーの運転手さんに確認したところ、
「あそこはお勧め。旬の魚を目の前で揚げてくれるし、ご亭主が三太郎に惚れ込んで付けた名前だそうです。お座敷もあるよ。」って事です。
ガイドブック情報にヘキヘキしている私は結構タクシーの運転手さん情報を当てにしています。但し、できるだけベテランの運転手さんでないと、当てにはなりませんが。
by ppjunction
| 2008-08-12 23:54
| 仙台あれこれ
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