2019年 02月 01日
「認知症」繋がり? |
画像は豚汁です。
豚汁、粕汁、牡蠣汁、山芋団子汁 等は最近メニューに増えてきました。
母は歯の具合で野菜を沢山食べるのが難しいので、汁物で煮込むのが嬉しいらしい。
要は実だくさんのお味噌汁です。
母が食べれる様に薄く刻んで、お鍋でぐつぐつ煮るだけ。
冷蔵庫のある野菜で作れますから、作り手の私に面倒がなくてやさしい料理。
最近このブログへのお客様が多くてねーー大した作品も作ってないし、
作り方等も公開する程の技も無くてーーブログを見ても面白い事ないしなあ〜、
何で?とこれは冷や汗モノだと思っていたのですが、
近頃になってもしかして「認知症」に興味のある方々の繋がりかも?と思う。
母は今年で93歳。
デイケアに週三回、ショートステイにひと月3泊−4泊ほどお世話になっています。
ケアハウスでお風呂に入れて頂ける、それだけでも大助かりであります。
この母の事を世間に公開してるブログの事は、もちろん母には内緒です。
母にもプライバシーってのがあるしね〜。
お漏らしとか、もっと「トンデモ事件」はここに書いて残すべきか?悩みます。
つらつら思うに、母の状態が「変」だな、と思い始めたのは
銀行へ行ってATMで生活費のお金を引き出せない、と言い始めた2010年の頃からですがー。
その状況を母は私にはしばらく隠していましてーー印鑑を使って行員さんに手取り足取りの面倒を見てもらい、生活費を下ろしていたらしい。
しかし、そのうちにガッサリある「印鑑」のどれがどれなのか分からなくなってしまった。
ってのが事の始まりだった様に思います。
それまでは、ひと月、一年の家計費が一体幾らなのか私に教える事はなく、私も母が頑張っているので銀行関係やお金には口出しをしてなかったのですがー。
私に引き継がれた通帳を見て、何と無駄の多い金銭感覚なんだろう!と愕然としました。
生活費なんて月に一度口座から纏めて引き出し、食品、光熱費、等と毎月の見積もりで振り分けながら生活するのが私流ですが、母はしょっちゅう引き出している、しかも高額!
そして冷蔵庫は灯りが見えない程、真っ暗になる程ギューっと食品を詰め込んいる。
これはかなり昔からの母の習慣らしく、父ともよく揉めていた。
冷蔵庫の半分以上は捨てる物、開封されずにゴミとなった食品である。
母は料理が全くXXXなのだ、子供の頃は子供心にも恥ずかしくて友達も呼べなかった。
料理の本を読んで作ろう、という気持ちも無い人なのだ。
料理下手な人程、キャベツ1個で何を作れば良いのか発想がないから
不安で出来合いを買いまくるのかもしれない。
母には本当に料理が苦痛だったろうと、私は今思うのですがー。
で、当時は通帳を握り取って、取り敢えずホッとしました。
それから2012年に母は心筋梗塞で救急搬送、続いて圧迫骨折で入院。
これが認知症へ、まっしぐらの決定的要因。
毎日一個づつ、ほんの少しづつ、認知機能がチグハグになっていますね。
少しづつなのでーーハッと気づいた時には、こちらは驚愕の有様になりますがー。
このひと月の間に、洋服の着替えが一人ではできなくなりつつあったのが、
今朝は完全に出来ない状態に。
セータの袖の穴、首の穴、の区別がつかない。
タートルのセーターは後ろと前が判らない(これは判りずらいので考えモン)。
パジャマの上からセーターやジャケットを着ようとする。
オーバーコートの下にパジャマのズボンである。
前日、私がデイ用に揃えてハンガーに掛けて置いたのに、なぜか夜中に何処かへ移動。
揃えて置いた手袋、スカーフ、ハンカチ、帽子も揃えて置いた場所に無い。
夜中に自分流に片付けてしまって、何処に仕舞ったかも朝には分からない。
最近は10分前の事が既に分からなくなってます。
「分からない」事実を知られたく無いのか、やたらと言葉をすり替え、ゴマかす。
母のごまかし方は母特有のものかと思っていましたが、そうじゃ無い様で
婆様はアレコレ上手にゴマかそうとする、しかしバレバレな事に気づかないのか?。
方便はウンザリするほど使うし、ケロッとスッとぼける。
「私(母)は間違わない、xx(私)が余計な事をするから私が間違ったのだ。」は、いつもの事。
まあ、介護はイライラしてはいけませんのでね〜〜。
長生きしてくれたから、母の事で分かった事柄も多いですね。
なる程、そーいうタイプだったか と女が女を見る様にしみじみ母を観察したりしてます。
そろそろバッグも何とか仕上がりそうなので、撮影モードに入ります。
晩御飯;豚汁、鱈の子、シラス、若布と鶏胸肉のかつ節和え
by ppjunction
| 2019-02-01 00:11
| 老人と暮らすといふこと
|
Comments(4)
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weloveai at 2019-02-07 11:08
はじめまして。
インフルエンザからやっと生還致しました。
その間にイイネをありがとうございました。
私も93歳の母の介護をしております実の親子です。
私の母の性格がこちらのお母さまとそっくりで笑えました。
認知があると自己防衛で口から出まかせが多くなるのでしょう。
自分の行く道だと思うと恐ろしです。(笑)
インフルエンザからやっと生還致しました。
その間にイイネをありがとうございました。
私も93歳の母の介護をしております実の親子です。
私の母の性格がこちらのお母さまとそっくりで笑えました。
認知があると自己防衛で口から出まかせが多くなるのでしょう。
自分の行く道だと思うと恐ろしです。(笑)
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ppjunction at 2019-02-07 16:57
おたく様も93歳!大正14年!ですか!!
介護してる方のブログを拝見すると、とても他人とは思えません(OvO)。
婆は皆そっくりさん、なんですかね〜。
そう思うと不思議と安心したりしてーー。
こんな娘婆たちの集まり場が必要かもしれませんね〜。
インフルエンザ大変でしたね〜。
介護人が倒れるとどうしようもないですよね。
またお立ち寄り下さい。
介護してる方のブログを拝見すると、とても他人とは思えません(OvO)。
婆は皆そっくりさん、なんですかね〜。
そう思うと不思議と安心したりしてーー。
こんな娘婆たちの集まり場が必要かもしれませんね〜。
インフルエンザ大変でしたね〜。
介護人が倒れるとどうしようもないですよね。
またお立ち寄り下さい。
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haru_rara at 2019-02-17 00:15
一緒に暮らしている義母が来週93歳になります。
頭がしっかりしていて、トイレはじめ自分のことはほとんど自力でできるので、これ以上は望むまい、と思っています。
が、一緒に暮らしていると、やはり様々なことが日々ありますね。
実家の母は86歳ですが、要介護1、認知機能の衰えが加速しています。
それでも要介護3の父の世話をして、二人暮らしを続けています。
姑より実母のほうがはるかに厳しい現状なのですが、今、ここで私に与えられたことをするだけ、と思います。
毎日、母と電話で同じ話をくりかえし、今日も無事でよかった、と思います。
言葉にできない、していいのかとためらう、でも、どこかで吐き出したいような日々の困難は多くの人の抱えるものでしょうね。
お母様はお幸せと思います。
豚汁、美味しそう。
頭がしっかりしていて、トイレはじめ自分のことはほとんど自力でできるので、これ以上は望むまい、と思っています。
が、一緒に暮らしていると、やはり様々なことが日々ありますね。
実家の母は86歳ですが、要介護1、認知機能の衰えが加速しています。
それでも要介護3の父の世話をして、二人暮らしを続けています。
姑より実母のほうがはるかに厳しい現状なのですが、今、ここで私に与えられたことをするだけ、と思います。
毎日、母と電話で同じ話をくりかえし、今日も無事でよかった、と思います。
言葉にできない、していいのかとためらう、でも、どこかで吐き出したいような日々の困難は多くの人の抱えるものでしょうね。
お母様はお幸せと思います。
豚汁、美味しそう。
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ppjunction at 2019-02-17 22:38
> haru_raraさん
実父母と義母の老後、結婚されている方の実情は私の周りの方々を見ても大変だろうとお察しいたします。
実家のご両親、介護施設への通所やヘルパーさんのお願いはされていると思いますが、私の母の事を省みても生活の中で会話ができるーーペチャクチャできる相手が居るかどうかが結構大きいな、と思います。TVのくだらない話や懐かしい歌を唄う、って事も。
母も父の介護を頑張ってました。
昔の人は夫を他人任せにできない所がありますよね。
今考えると、老人二人の介護は食生活が全く手抜きになりがち(特に介護する人が)です。
ハルさんの事だから、その辺はちゃんとされてると思いますが、直ぐに食べれる煮物とかをこまめにチルド発送するのも良いですよ。(お母さんはきっと遠慮して「要らない」というでしょうけど)。
母が要介護1の頃、たった1時間でもヘルパーさんに来て頂いて、お風呂の世話をして頂き、後でお茶飲みながら話相手になって頂いた事(母の作り話を聞いてる・・)で随分私も救われました。初めは他人を家に入れる事を拒んだ母ですが、他人が自分のことで訪ねて来るのを楽しみにするようになりました。今は少し強引に仕切って良かったと思っていますよ。
決して娘が独りで頑張らない事です。
他人が持って来る空気も大いに助けになりますよ。
実父母と義母の老後、結婚されている方の実情は私の周りの方々を見ても大変だろうとお察しいたします。
実家のご両親、介護施設への通所やヘルパーさんのお願いはされていると思いますが、私の母の事を省みても生活の中で会話ができるーーペチャクチャできる相手が居るかどうかが結構大きいな、と思います。TVのくだらない話や懐かしい歌を唄う、って事も。
母も父の介護を頑張ってました。
昔の人は夫を他人任せにできない所がありますよね。
今考えると、老人二人の介護は食生活が全く手抜きになりがち(特に介護する人が)です。
ハルさんの事だから、その辺はちゃんとされてると思いますが、直ぐに食べれる煮物とかをこまめにチルド発送するのも良いですよ。(お母さんはきっと遠慮して「要らない」というでしょうけど)。
母が要介護1の頃、たった1時間でもヘルパーさんに来て頂いて、お風呂の世話をして頂き、後でお茶飲みながら話相手になって頂いた事(母の作り話を聞いてる・・)で随分私も救われました。初めは他人を家に入れる事を拒んだ母ですが、他人が自分のことで訪ねて来るのを楽しみにするようになりました。今は少し強引に仕切って良かったと思っていますよ。
決して娘が独りで頑張らない事です。
他人が持って来る空気も大いに助けになりますよ。