2008年 05月 15日
中国旅行「女の独り旅は前例がない。」 5/15/2008 |
この赤のリボンがナンでもない箱とマッチしてとても綺麗。
でも実は、昔々中国の紅衛兵が腕に巻いていた、紅い布を思い出していましたーー。
中国の地震、凄い事になっていますねーーこの影響でまた母の不安が始まり、
今日も避難準備の大荷物の点検が始まっちゃいました(誰が担ぐのよ、、。)
日本の救援隊が現地へ向かおうとして拒否されたってニュースで言ってましたが、
うっかりすると忘れていますが、中国って未だ一党独裁の共産国なんですよね。
何事に於いても面子にこだわる国、でもこの際人命救助が優先だと思いますよねー。
私が中国旅行(と言っても北京のみ)へ行ったのは未だ解放前の
とんでもなく共産主義独裁国家の時代でした。
ツアーでも、仕事でもなく、女独りがぶらっと観光に行くなんて信じてもらえなくて、
ビザが降りるまで延々と麻布の中国大使館に日参し、
官僚丸出しの、おまけに結構イケメン、坊ちゃん風事務官が
「何しに行くんだ、何故ひとりなんだ!ツアーで行け!」って怖い顔で毎日質問攻めに。
そうなるとこっちも引っ込みが着かない性分で喧嘩状態にー。
「何で独りじゃいけないの? ツアーは嫌! 旅行は解禁になったんじゃん!」
「前例が無い!」って何度も怖い顔で言い張る傲慢な若造担当官に、
「それじゃ、それを今作ったら?どう?」って言い張って
最後には「前例」ってのを作らせちゃった私はちょっと自慢できるかな。
最後は私の粘り勝ちで、彼は泪目で私を睨みながらビザを渡してくれたんだけど、、ね。
後日聞いた所によると、会社や知人に色々と「私」の素行について
調査はされていたみたいなんだけどーーナンでだ!
そんな苦労までして、北京に到着したのに、着く早々に色々な事に遭遇。
ホテルに着いて、レセプションに予約の領収書を見せても
チラッと見ただけで、面倒臭そうにこれもまた結構坊ちゃん風の傲慢若造が
「予約は受けて無い!メイヨー!」の一声で知らん顔。
簡単に無視され、そのまま帰国を促される始末。
でも食い下がって、1時間後にマネージャー(テキパキと頭の良さそうな若い女性)が登場して何とか難を逃れたけど。
ど〜も スパイか怪しい女に思われたみたいでーー、
それから毎日奇妙な事が起こり、そして毎日不思議な二人連れに尾行される始末!
何しろ、「女の独り旅」は私がオハツだったからでしょうね。
(その「尾行」ってのが映画みたいで滑稽だったんだけどーーその辺の話はまた後日にでも。)
ノーテンキな好奇心だけで行った北京ですが、見るもの聞くもの衝撃が大き過ぎて、
帰国してからが猛烈な勢いで中国熱に取付かれ、暫く中国語も勉強したくらいです。
今の中国のテレビ映像からは想像つかない状況でしたねー。
そう、あれは「天安門事件」がおこる前の年だった。。。
今でも中国人民のほとんどがあの「事件」を知らない、報道されてないって、驚く!
でもね、中国の一般の人民って、テレビで報道されているように、
日本人を忌み嫌っている訳でもなく、とても素朴で暖かい笑顔の、
日本の田舎へ行って出会ったような人達でしたよ。
ただ、紅衛兵残党風の青年達は傍若無人で、非情で、無礼で、傲慢で、無教養でーー酷かった、怖かったなあ〜。
でもね、中国の一般の人民って、テレビで報道されているように、
日本人を忌み嫌っている訳でもなく、とても素朴で暖かい笑顔の、
日本の田舎へ行って出会ったような人達でしたよ。
ただ、紅衛兵残党風の青年達は傍若無人で、非情で、無礼で、傲慢で、無教養でーー酷かった、怖かったなあ〜。
悪名高い鎖国時代、毛沢東、四人組時代の中国に興味のある方は
『中国人』 byフォックス・バターフィールド(米国で何かの賞を受賞したはず)という本を絶対にお勧めします。読み出すと止まらずに、仕事なんかそっちのけで
上下刊かなり長編なんですが、読みまくった記憶があります。
薄々知ってはいたけれど、「そうだったのか!中国!」って感じ。
読み終えた後、かなりショックが大きかったけどそれだけ凄いノンフィクションでした。あれから20年以上も経つなんてーー鮮明な記憶とは裏腹に、時はしっかり流れて行くものです。
そう言えば、宿泊したホテルの前に大きなビルが建設中でしたが、
ビル建設の足場というものは、日本なら当然鉄パイプですが、
7ー8階のビルに蜘蛛巣状に「竹竿」を組んで巡らし、軽業師の様な職人達が、煉瓦を下から投げて積みあげ、猛ピッチでビルを建てていましたがー
ありゃあー危ない! 日本なら完全に違法建築です。
地震、大丈夫でしょうか、北京。。
そう言えば、宿泊したホテルの前に大きなビルが建設中でしたが、
ビル建設の足場というものは、日本なら当然鉄パイプですが、
7ー8階のビルに蜘蛛巣状に「竹竿」を組んで巡らし、軽業師の様な職人達が、煉瓦を下から投げて積みあげ、猛ピッチでビルを建てていましたがー
ありゃあー危ない! 日本なら完全に違法建築です。
地震、大丈夫でしょうか、北京。。
by ppjunction
| 2008-05-15 23:42
| 昔むかし;思い出
|
Comments(0)