2014年 03月 26日
88歳の独り旅行 3月26日014 |

東京駅のプラットホームには、妹が待ち受けていたのですが、
母とすれ違ってしまい、大慌て。
母には降りた所から動かないで、って念を押してあったにも関わらず
人の波に乗って動いてしまい、迷子寸前。
帰りの新幹線のホームには私が迎えに出ていたのですが、
降りて来ないーー慌てて車両の中へ飛び込みましたが
母は悠然と座ったまま。
発車時間が迫る中、母を引きずって降りました。
「はやて」は青森行きなのですが、母がよく利用していた時代の新幹線は
殆どが仙台終着だったのでそのつもりだったらしい。
「誰も降りないから」とか「アナウンスが無かった」とかの言い訳。
昔と違って、到着アナウンスも静かな声になりましたからね…。
ともかく無事に帰宅しました。
何が楽しかった?って
上野の「寄席」へ行って、さんざんに笑えて楽しかったそうです。
父が健在の時は時々一緒に出かけていたらしい。
その父が最初に寄席へ行ったのは私が20代の時。
父が私のアパートへ突然訪ねて来まして、
初デートみたいにモジモジと、大して話す事も無いまま二人で外食をし、
遠慮する私にちょっとした物の買ってくれて
さて、その後どうしよう?って時に、父を新宿の「末広亭」へ誘いました。
目の前で落語を聴く、って父には大いに楽しかったらしく、
それからしばしば上野や浅草へも出かけていたらしいのです。
東京で一人暮らしのあなたに、もしご両親が訪ねて来られたら、
スカイツリーも良いけど寄席で落語を聴くのは喜ばれるし、
良い思い出にもなりますよ。
寄席は若い人が大勢居てビックリした、と母が言ってましたが、
ちょっとブームなのかも。良い事です。
銀座は昔の良さが無くなった、と母はボヤイていますが、
まあ、あの海外観光客の波が収まってくれないと
銀座も大変よね、風情なんてもう、、ないもん。
と、言う訳で母も東京見物が終わり、ちょっとした
気分転換もできた様で、しばらくはその話で持ち切り状態。
母の居ない間に大掃除が終わって、私はお疲れ様状態。
晩ご飯;烏賊の一夜干し、肉じゃが、つぼみ菜のお浸し、豆腐汁
画像;春なのにどうも冬物の生地が気になって、、。
全体がベルベット状の毛足の奇麗なファブリック。ベルギー製かな?
早くプリント系に頭を切り替えなくちゃね。
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by ppjunction
| 2014-03-26 23:21
| 老人と暮らすといふこと
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